御書全集発刊の作業開始


 総合男子部長 ところで六巻捨講義のおり、御書全集発刊の御構想を伺い、ワクワクしているんですが・・・・

 先生 私は前々から顕正会で御書全集を発刊したいと念願して、数年前に編集委員会を発足させ、コツコツと準備を進めていたが、いよいよ本年四月から、本格的作業を開始します。
 本宗で御書全集ができたのは、堀日淳上人編纂の創価学会版が昭和二十七年に出て、これが初めてだった。厳密にいえば戦前の佐藤慈豊師の「御書新集」もあるがあれはいろいろ問題もある。何れにしても、それまでは邪宗日蓮宗系から出たものばかりだから、偽書が交じっているし、また大事な箇所の読みまちがえがある。たとえば本尊抄の「本門の釈尊を脇士と為り」と間違えている。堀上人はこれらを正され、偽書を削除し、さらに御相伝書も加えられた。そういう意味でこの学会版は貴重なものでした。
しかし、いかにも活字が小さい。また編年体ではないから御化導の順を追って拝せないうしみがあった。またこれは校正に当った学会教学部の責任なのだろうが、句読点・段落が不適切で、読み誤りも少なからずある。たとえば減劫御書の「智者とは世間の法より外に仏法を行(おこな)わず」と読むべき所を「……仏法行(ぎょう)ず」となっている。これでは意味が逆になってしまう。阿部管長が教学部長の時とき、この誤読のままを引用し解説して国立戒壇誹膀の論陣を張ったことがあったが、みっともない限りだった。

 その後、宗門から「昭和新定」という御書全集が昭和四十六年年に発行された。これは身延系の「昭和定本」を意識したのか、多分にその模倣のようなところが目につく。しかも「日朗譲状」こそなかったが昭和定本に載っている歴然たる偽書が、ほとんどそのまま載せられているのです。これはいけないね。「しまった」と思ったのでしょう。それでこんど刊行された宗門の「平成新編」では、これらの間違いを直している。これはなかなかよくできている。
原本も見たことないのに評価できるて〜〜偉そうですね。

 しかし、これもまた、いかにも活字が小さいのです。御書は真剣に眼をこらして長時間拝読するものだから、活字が小さいと眼をいためる。おおらか拝読できない。
拡大版の御書も存在してます。
本当に嘘つき!

 そこで私は前々から、正確で、大きな活字で、大らかに拝読できる御書。そして日寛上人の御指南のある御書においては、その読み下しどおりにしてと、このような御書の発刊を念願していた。そのときが、いよいよ来たということです。
総合男子部長 編年体でしょうか。
先王 編年体がいい。
三巻に分けたい。第一巻は立宗から竜の口以前とする。
 ところで、みんなに聞くが、竜の口の直前こ僻書は何だね。

一同 「・・・」
先生 云ってごらん・・・。すぐわかったら、一級だよ(大笑)。
小泉 「一昨日御書」です。
先生 おーッ凄いね(爆笑)。その通りだ。さすが男子部副部長だ(爆笑)。
 この「一昨日御書」で第一巻を終え、第二巻は竜の口以後から健治の末まで。そして第三巻は弘安元年から御入滅直前の御付嘱状までとする。これは一代御化導の大きな区分から分けたもので、拝読するのに最もよいと思われる。
 加藤 活字はどの程度の大きさになるのでしょうか。
 先生 十五級か十六級がいいと思う。十五級というのは「冨士」万いうと巻頭言の活字の大きさ、十六級はいま連載の開目抄文段の大きさだ。どちらがいいかね。
 湯浅 大きいほうがいいです。
 先生 そうだよねー。みんな老眼が近いから(爆笑)。老眼の平均年令は四十二才だそうだ。それ以後は、年々、腕の短いのか嘆くようになる(爆笑)。
 総合男子都長 いつごろ発刊できるのでしょうか。
 先生 だいたい二年で一巻のテンポでやりたい。完結まで数年かかるね。
 とにかく、正確で、大きな活字で、ふりがなも多くして、全顕正会員がこの御書を御本仏の梵音声と拝し、太陽を仰ぎみるような思いで拝読しつつ、広言流布の戦いを進めたい。
 加藤 もうみんな、心から待ち望んでいます。
 先生 この御書全集ができたら、直ちに御書の要文集を作りたい。法門の科段に分けて要文をまとめるのです。これは将来の邪宗との法論のために、たいへん重要なものとなる。
 いずれにしても、六巻抄講義がこの三月で終わる。そうしたら四月よりチームを作り、本格的に作業を進めたい。私自身ワクワクしているんだ。

(顕正新聞 平成7年1月5日号より)

「御書全集は広宣流布の為に絶対必要」(顕正新聞 昭和60年2月25日号)
「御書全集編纂(へんさん)始まる」 (顕正新聞 昭和60年4月25日号)
「御書全集、数年以内完結」     (顕正新聞 昭和60年5月15日25日合併号)


「日蓮大聖人御書全集」の発刊を1985年(昭和60年)に顕正新聞にて発表するが発刊されていない。顕正新聞(昭和60年2月25日第327号)御書発刊を発表。更に、1995年(平成7年)にも顕正新聞にて御書発刊を発表するが、未だ発刊はされていない。顕正新聞(平成7年6月5日 15日合併号 第670号)二回目の御書発刊を発表。


いまだに一巻も発行されていない。
まさに、嘘つきセンセイですね。
こんな会長を信用できるのでしょうか?・・・
まさに、嘘で塗り固められた、会長発言でした。
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