五級試験問題


問一 日蓮大聖人と釈迦仏の関係を知る上での重要法門である種・熟・脱の三益について、 次文の□を埋めなさい。
  宇宙法界には無始以来仏が常住し、三益を以て衆生を利益されている。
  三益とは、仏が始めて衆生の心田に□□を下す化導が□□益、次にこの□□を育成・調□するのが□益、最後に□□を熟しおわり成□得脱せしめるのが□益である。仏はこの三益の化導を、凡夫の思慮も及ばぬ長時間にわたり循環して行っておられる。
  最初の□□が行われた時を□□□□という。
 このとき一人の□人がましまし、御自身の生命を深く観ぜられ、ついに□□□□□□□という生命の極理を証得して自ら成仏の大境界に立たれた。
この最初の仏を□□初の□□□身と申し上げる。すなわち下種の本□である。
  この時、御本仏の勧めを信じて□□□□□□□と唱えた者は、□□のうちに成仏を遂げることができた。すなわち下種の仏法は□□のうちに□・熟・□が含まれ、□□成仏が叶う大法なのである。
  しかし悪口誹□して悪道に堕した衆生は、無数□の後に再び生まれ、今度は□益・□益の化導を受ける。
 その時には□□□相で身を荘厳した□□の仏が出現し、過去の下種を覚知させるため、まず□□経を説き、次に法華経の□□を説いて機を調熟し、さらに本門□□□を説いて得脱せしめる。
 インドの釈尊は、この三益の化導の最後に出現した□□の仏である。この釈尊の化導により、久還元初に□□を受けた衆生は悉く□し終わる。
 かくて末法には、過去に□□を受けた者はいなくなり、□□□□と全く同じ状態が再現する。この時、□□□初の□□□身が再び御出現になり、下種の大法を以て化導される。
この御方こそ□□□□□であられる。
 ゆえに本因妙抄には「仏は□□の教主、某は□□の法主なり」と仰せられている。


問二 日蓮大聖人の外用と内証を論じた次文の□を埋めなさい。
  釈迦仏は法華経の涌□品において上行菩薩を召し出し、□量品においてその文底に三□□□を説き顕わし、□力品においてはこの三□□□を上行菩薩に付嘱している。さらに法華経には、上行菩薩が末法に□□□を弘通して受ける大難の相を次のごとく説いている。
  「此の経は□□の現在すら猶□□多し、況んや□□の後をや」(法師品)
  「諸の□□の人の□□罵詈等し、及び□□を加うる者有らん」(勧持品)
  「数数□□せられん」(勧持品)
 かかる大難を受けた御方は、全世界において日蓮大聖人以外にはない。ゆえに大聖人こそ釈迦仏が予証した□□菩薩であられる。ただしこれは経文の説相に準じての□□の辺である。
 もし御内証を拝するならば、日蓮大聖人こそ久遠□□の□□□身であられる。そのゆえは、大聖人と久遠□□の□□□身とは、□□も位も全□だからである。すなわちその御修行は三□□□あり、位は釈尊のごとく□□□
相で身を荘厳(かざら)らず、名字□□の当体であられる。ゆえに相伝書には「今日蓮が□□は、久遠□□の振舞に芥爾(けに)計りも□わざるなり」(百六箇抄)
  「久遠□□の天上天下・唯我□□とは日蓮これなり」(百六箇抄)と仰せられている。


問三 大聖人がご幼少の時に懐かれた二つの大疑について、次文の□を埋めなさい。
  承□の乱についての疑いは、国家の盛□と仏法の邪□の関係。念仏者等の臨終についての疑いは、成仏・不□仏と仏法の邪□との関係である。まさしくご幼少の大聖人の二大疑問は、国□と個□にとって最も根本かつ重大な問題であった。
  かくて神国王御書には「我が□を見る事は明□によるべし。国土の盛□を計ることは仏□には過ぐべからず」
 また妙法尼御前御返事には「先ず臨□の事を□うて後に□□を習うべしと思いて、一代聖教の□師・□師の書釈あらあらかんがへ集めて、此れを明□として、一切の諸人の□する時と並びに臨終の□とに引き向へて見候へば、少しもくもりなし」と仰せられ、国土の盛□も、臨終の善□も、仏法の邪□に依ることを教示下されている。


問四 立正安国論について、次文の□□を埋めなさい。
 大聖人の御化導は立正安国論に□まり、立正安国論に□るといわれる。そのわけは、□□宣言より□年目の文応□年、本論によって初めて国家□□が始められ、そして□□□□年の御入滅に際し、□□□□建立を遺命すべく□□一同に講じ給うたのが、この立正安国論であった。
 また本論の諌暁によって□□の強敵が競い起こり、この強敵のゆえに竜の口において久遠□□の□□□□成道を遂げ拾い、さらに本論に御予言の□□□・□□□□のニ難が的中した大現証により末法□□の御本仏たる
ことが立証され、しかるのち出世の本懐たる□□□の□□□□を建立し拾うている。まさに立正安国論こそ一代御化導を貫く大□の御書である。

問五 三人秘法について述べた次文の□を埋めなさい。
  流罪の地・□□において、大聖人は開□抄・□□本尊抄等の重要な御書を著わされている。これらの御書には、□□流罪以前には未だ示されなかった□□□□が顕わされている。
このことを三沢抄には「法門の事は、□□の国へながされ候いし已□の法門は、ただ仏の□□の経とをぼしめせ」と仰せられている。
  すなわち大聖人は、竜の口の御成道以後、外用は釈尊より付嘱を受けた□□菩薩として、内証においては□□□□の自□□身・末法□□の御□□として、いよいよ正像未弘の□□□□を顕示し給うたのである。
 その三大秘法とは、□□□□□と□□□□□と□□□□□である。この三つの関係は、□□□□□を信じて南無妙法蓮華経と唱える□□□を□□□□といい、□□□□のおわします所が□□□□□である。ゆえに三大秘法を□すれば本門の本尊の□□□□しとなる。
またこの三大秘法を□けば、本門の本尊に□と□があり、本門の題目に□と□があり、□□□□に事と義がある。義の戒壇とは□□□□所住の処であり、事の戒壇とは□□□の暁に国家□□の表明を以て富士山天□原に建立される□□□である。


問六 熱原の法華講衆について、次文の□を埋めなさい。
 熱原の□□□・□□□・□□□の三人は、異体同心であれば三人にして一人である。この三人、大聖人の己心に住し給うて一人の「□□国重」となり、□□□□の□□□□」の願主となり給うた。
  およそ仏が本懐の大法を説かんとする時には必ず願主がある。釈尊が□□□の会座で□□品を説かんとした時には□□菩薩が願主となり、「唯願□□・我等賞□□□□」と繰り返し、釈迦仏に説法を願い奉っている。
いま末法の御本仏が出世の□□を遂げ給う時、深信の願主が出現せぬ道理があろうか。この願主こそ、□左衛門の責めにも屈せず、身□に替えて日蓮大聖人への信心を貫き通した熱原の□□□であった。
 名もなき農民の集団が、大聖人の□□□心に同心し奉ったこの異体同心こそ、未来□□流布の瑞相、□□□□建立の先□である。
 大聖人が出世の□□を遂げんとおぼされた□□年中に至って、血脈付法の人□□上上人の弘通により、戒壇建立の地たる□□□の南麓に、かかる不惜□□の集団が忽然と出現したことは、まさに御本仏の仏□のしからむところである。
大聖人の出世の御本懐とは、立宗より数えて□□□年目に当る□□□年□月□□日に御図顕あそばされた□□□□の□□□□である。


問七 宗門・学会の御遺命違背を記した次文の口を埋めなさい。
  国立戒壇の建立は、日蓮大聖人の唯一の御□□であり、正系門家七百年の宿□であった。ゆえに昭和三十年代までは、宗門の細井日□管長も「富士山に国立戒壇を建設せんとするのが、日蓮正宗の使□である」と説き学会の池田大作も「国立戒壇の□立こそ、悠遠六百七十有余年来の日蓮正宗の宿□であり、また創価学会の唯一の大□的なのである」と記していた。
  ところが池田大作は、「国立戒壇」が選□に不利と見るや□□堂という偽□壇を大□寺 境内に建て、これを御遺命の戒壇と□るために、あろうことか□□戒壇に安置し奉るべき□□□□の大御本尊を、この偽□壇に居え奉った。入御本尊への□涜これに過ぎたるはない。
  そして宗門は、この学会にへつらって、御遺命□壊という大悪事に全面協力したのであった。
  大聖人はこの大悪を許し給わず、顕正会をして諌暁せしめ、□天をして学会・宗門を自界□□せしめ□□堂を砕かしめ給うた。
  だが、偽戒壇が崩壊した後も、彼等に改□はなく、学会は選□に狂奔し、宗門は営利目的の不□の「御□扉」をさらに強行している。
 そして宗門・学会ともに、今なお「国立戒壇」だけは頑なにこれを否定している。
  御本仏の最大事とされた□□□□建立の御遺命に背く罪がいかに重大か。この仏法の□乱により、いま日本は亡□を迎えんとしているのである。

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