顕正会短信 2008.05.08
胡錦濤がきたぞ! 浅井のヘタレはどうした?

 中国の胡錦濤国家主席が6日から来日している。国家主席としては江沢民氏以来10年ぶり。中国からの要人は昨年春の温家宝首相、昨年秋の唐家セン国務委員に続き、この一年間でトップスリーが来日したことになり、中国側の目論む「中日友好」に本腰を入れて取り組もうという姿勢が鮮明になった形だ。

 とはいえ、必ずしも一国挙げて「歓迎」というムードでもない。一往、胡氏のスケジュールは公開されているのだが、宿舎周辺は過去最大級の厳重警戒だとか。6日には非公式夕食会が東京・日比谷公園内のレストランで行われたようだが、公園周辺にはチベットや台湾を支持するグループなどが胡氏訪日に反対する示威行動を行ったと報じられたほか、8日には胡氏が講演を行った早稲田大学周辺でも同様の抗議活動が行われたようだ。先月世界中を駆け巡った「聖火」にも様々な抗議や非難、妨害行動が行われたのは承知のことだが、「聖火」に罪はない。ただし、今回の胡氏については、チベット自治区共産党書記だった時代に自身が指揮して行った分離独立運動への大弾圧が評価されて中国共産党中央の重要ポストへの栄転をかち得たのだから永久に自身について回る非難だとあきらめていただくしかない。

 さて、胡氏は明日の夕方、専用機で大阪へ移動する。東京滞在はあと24時間ほどである。

 そういえば、顕正会会長・浅井昭衛はことあるごとに「中国が攻めてくる」と演説しては盲信会員らの紅涙を誘っているが、最近も顕正新聞4月5日号で活字になった、狂乱じみた演説を延々と垂れ流した。それは浅井の持ち時間の3分の2を費やすほどだった。小見出しだけでもこのように胡氏や中国共産党を罵るものだった。
・胡錦濤の憤怒と恐怖
・チベットは中国領ではない
・酸鼻をきわめる拷問
・胡錦濤の手は血で汚れている
・120万人が弾圧の犠牲
・胡錦濤が恐れるもの
・人民の目を外に…
・近づく中国経済の崩壊
・世界恐慌こそ世界動乱の口火
・狂気の軍事拡大
・次なる目標は日本!
・チベットの姿は明日の日本

 どうであろうか。月刊「諸君」誌や「正論」誌と見まがうほどの表現である。ここ数年、極端な右傾化・終末思想で公安調査庁からも特異団体としてマークされている顕正会のことだから、このくらいは屁でもないのだろうが、顕正新聞であれこれ書くより、いまから胡氏の宿舎に出向いて「我こそは正系門下の御遺命たる国立戒壇建立を唯一信奉する富士大石寺顕正会会長・浅井昭衛である。胡錦濤よ、出てきて我の諌暁を受けてみよ!」とでも叫んでみるがよい。できるわけがない。浅井はヘタレだからだ。ではどうだ、二男の男子部長を名代として派遣せよ。できないだろう。親子揃ってヘタレだからな。

 そういえば、数年前に皇太子殿下の車列に向って諌暁書をかざしたところ皇太子の表情が変わったなどとわけのわからない発言をしていた長野の顕正会員がいたが、その後、彼のアタマは大丈夫だろうか。きっと今回の聖火リレーの際も沿道でトーチに向って諌暁書をかざしていたのだろうと思うと笑えるが、冗談はさておき、今回の胡氏の場合も、同じことを言い出す輩がいるんだろうな、と思うと恐ろしい。

 5月の総幹部会ではまさか「胡錦濤の車列に諌暁書をかざしたところ、急に胡錦濤はおびえた様な表情になり車のカーテンを閉めた」などという登壇者が出ないだろうな。

 ちなみに、中国の公安当局を甘く見てはいけない。反中国団体のことなどすでに調べあがっている。特に顕正会の場合は、「反中国言動を用いて日本国内で布教を行っている」ということでかなりの「邪教」扱いされているようだ。顕正新聞も毎号、あるツテから中国大使館に送られているようだ。さて、ヘタレ浅井一族はこの絶好の諌暁の機会をスルーしてテレビでナイター観戦としゃれこむのか。
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