顕正会短信 2009.03.13
餌を撒いて神奈川にテコ入れが必要なワケ

 1月に新潟で未成年の会員が逮捕されて以来、顕正会では内部の引き締めに躍起になっている。

 2月になって、「3月20日に神奈川決起集会」「5月6日に仙台で1万人の女子部幹部会」と大規模な集会を告知、次いで2月度総幹部会では浅井昭衛のロから「来年(平成22年)新・水戸会館を3階建てで建設」「新・横浜会館は4階建て」との発表があった。また「山形会館」建設予定地周辺に「謀略ビラがまかれた」との登壇や、「ガンが消えた・治った」という登壇が二題行われるなど、情報を詰め込まれ過ぎた会員らは消化不良を起こしているに違いない。「神奈川決起集会」とやらは、「新・横浜会館」建設に向けての餌まきだ。神奈川といえば以前は男子部が猛烈な勢いを見せていたのだが昨年後半、男子第二部長だった中井某が「療養」を理由に突如表舞台から消えてしまってからというもの、現存の大久保某、富高某といったまとめ役の幹部連中が求心力を失っているのだ。神奈川だけでも男子部部隊は横浜に3つ、藤沢に1つ、小田原に2つあるのだが、横浜の2隊と21隊、藤沢と小田原の部隊が大久保の指揮の元にあるのに対し、10隊だけは富高が隊長を兼任しているのだ。実は富高はお荷物・東北の部隊の面倒も見なくてはならず、地元神奈川の連中をかまっているひまなどないのだ。これでは団結のしようもあるまい。そして女子部。不思議と神奈川女子部という集団は顕正新聞紙上でも目立たないのだ。いま女子部で勢いのあるのは、北東北と沖縄ぐらいのもので、札幌会館ができる予定の北海道でも、盛り上がっているのはオホーツク沿岸の北見周辺だけのようだ。

 そういった状況の中、昨年12月の総幹部会で「新・横浜会館」という餌をまいて神奈川エリアの盛り上がりを期待した浅井だったが、その雰囲気がないことを察して、今年初の勧誘強化月間である2月中旬に急遽「決起集会」とやらを打ち出したのだ。ということは、更なる勧誘獲得の餌として「新・横浜会館」の完成予想図などを発表するのか。4階建てらしいが、果たして予定通りに事が運ぶか。いま建設中の「新・沖縄会館」は当初3階建てと発表されたが結局 2階建てに変更された。現在の沖縄会館は賃貸ビルの2フロアを使っているので、単に賃貸物件が自前物件に変わるだけで、規模はほとんど変わっていないのが現状だ。沖縄会館の完成によって「会館」として残る賃貸物件は横浜会館と水戸会館だけとなる。水戸会館の話題については次号以降で触れることにする。
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