顕正会短信 2008.09.04
金沢会館は諸天も加護せぬ魔の巣窟だ

 顕正新聞8月15日号1面下部に小さく、次のような告知が掲載された。

「金沢会館 十月中旬に御入仏式」

「九月に完成する予定であったが、相次ぐ集中豪雨によって工期が延長され、十月中旬に御入仏式が行われることになった」

 ご存知のとおり金沢では7月28日に市内を流れる浅野川が氾濫し、多くの浸水被害が発生したのだが、この日の金沢市内での総雨量は、建設現場から約3キロ離れた金沢地方気象台のデータで33ミリ。この災害に遭われた方々へは心からお見舞いを申し上げるが、実際に雨が激しかったのは山間部など、川の上流に当たる地域が多かったのだ。そのため下流部の金沢市内で浸水被害が発生したのである。その後8月になって金沢で10ミリ/日以上の降雨があったのは、15日に22.5ミリ、16日に40ミリ、19日に22ミリ、20日に16.5ミリ、21日に12ミリ、23日に10.5ミリ、28日に33ミリである。もちろん、工事が始まった6月にも10ミリを超える雨が降った日が4日あり、29日には65ミリ/日を観測している。7月8日にも40ミリ/日を記録している。つくづく、今回の金沢会館建設工事には諸天の加護がないのだと実感させられる。あってはいけないことだが、そのうち屋根から作業員が転落、なんて事態が起こらないとも限らない。いますぐ工事を放棄して金沢から退去したほうが良いぞ。

 それはさておき、例年夏になると建設中の会館の工事の進捗状況が写真入りで掲載されていたのが、昨年からほとんど報じられなくなり、完成後に浅井が執行する入仏式の記事の中で完成した会館の写真が載るだけになってしまった。今年は他に広島・沖縄に会館が建てられるはずだが、今だに沖縄会館に至っては完成予想図すら発表されていない。昨年の長崎会館入仏式で浅井は「大規模な妨害運動が起こった」と白状したが、これに懲りて会館建設の詳細を新聞に載せないよう、娘婿の小峰勝彦に厳命しているのだろう。しかしすでに広島会館も沖縄会館もどこに建つのかは調査済みである。

 ところで、9月21日に浅井が「仙台会館改築入仏式」に行くことが決まったが、「別館」ができただけなのに浅井が赴くのはなぜだろうか。それは仙台が日目上人ゆかりの地だからだ。そこで日目上人の生涯を浪花節の如く語れば会員は皆紅涙に咽ぶ。その様子を見て悦に入りたいというある種「ドS」嗜好の持ち主が浅井なのだ。
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