顕正会短信 2008.07.22
新青年会館工事始まる 現本部会館はどうなる?

 顕正新聞7月15日号に「新青年会館12月下旬に落成」という見出しと共に完成予想図が掲載された。すでに工事は始まっており、期間は今年12月 15日までとなっている。おそらく来年の元朝勤行から使われることになるであろうこの「新青年会館」、現本部会館の西側に並んで建つ予定なのだが、その場所には廃墟同然の「連れ込み旅館」があった。昨年春の段階ではこの旅館を立て直すことになっていて、工事を予告する標識も立っていたのだが、浅井昭衛は昨年6月総幹部会の話の中でこの土地が「第二青年会館の工事着手直前の(同年)3月、売りに出されていたことがわかった」と述べていた。話の辻褄が合わない。売りに出されていたのではない。相場以上のカネを積んだかして買収したのであろう。なお、新青年会館建設に伴い新たに間口6bの「正門」を作り、現在の正門は「東門」と改称されるとか。更に「正門」には昨年撤去された「大標識タワー」が再び設置されるようだ。「百萬達成云云」と書かれた台座も再利用されるのか楽しみである。

 さて、この記事を読むと、まるで新青年会館が今後の顕正会の中心になるかのような印象を覚える。正門が新青年会館前に設置されるなど、顕正会本部としてもそのつもりでいるのではないだろうか。

 そう考える理由がある。かつて顕正会の最高幹部を務め、脱会した人物が「現在の本部会館は致命的欠陥を有する」と自身のブログで暴露しているからだ。具体的な欠陥が何を指すのかは不明だが、昨年2月に「耐震強度不足」を理由に退去した旧青年会館といい、致命的欠陥を抱えるとされる現本部会館といい、俄かプレハブ建ての芙蓉茶寮といい、これが宗教団体の本部建物の実態かと思うと彼らの言う「邪宗」の本部よりヒドイものだ。更に言えば、新青年会館2 階に集会室3室と講堂3室を設け、多くの集会を捌けるようにしているあたり、現本部会館使用中止への布石かと邪推されても仕方ないだろう。

 新青年会館完成後は、現本部会館はモニュメント的存在として残し、浅井出席の本部行事は3階の大講堂(椅子席8百)で行い、参加は総班長以上などの制限を設け大幅に減らし、班長会や浅井の出席しない日曜勤行などは各会館に分散して同時放送で。一般会員の参詣唱題は2階の集会室(か椅子席講堂)のみで、ビデオ上映のみ大講堂を開放する・・・こんな感じで運用されていくのではないかと思うが、そんなことより皆が知りたいのは、大講堂に祀られるのは誰の書写本尊か、ではないだろうか。
inserted by FC2 system