顕正会短信 2008.07.14
伸び悩む 組織の併合 見かけはグ〜

 顕正会は6月総幹の席上、西日本に二つしかない壮年部組織の鹿児島地区と博多地区を併合し、新たに「九州地区」を発足させた。地区部長には前鹿児島地区部長の石田直希が、地区幹事には前博多地区部長の吉峯正尚が任命されたが、鹿児島地区はこの3月総幹で発足したばかりの組織。なぜ早々に併合しなければならなかったのか。

 そもそも鹿児島地区は、浅井の覚えめでたい石田が鹿児島転勤になるのに合わせ、地区部長をしていた日本橋地区から南九州と中国地方の会員を株分けして作られた組織であり、既存の博多地区と統合することにより管轄エリアは九州全域と中国地方に広がることから、遅れた西日本への展開を見かけ上加速させ、今秋の広島会館完成に合わせて発足するであろう「広島地区」(仮称)や今後設けられるであろう「大阪地区」(仮称)をこの石田に統括させて将来は西日本担当の壮年部副部長にでも登用しようという算段なのかもしれない。当然、東日本担当の副部長は小峰勝彦になるだろう。しかし地区幹事へと降格した吉峯の今後の去就に注目しておきたい。いつしか石田にオイシイところを取られっぱなしのまま消え去っていく可能性は、いままでの脱会幹部らの去就と同期する可能性は高い。

 さて、九州が一地区となったわけだが、直近の勧誘成果では鹿児島地区が16名、博多地区が17名であわせて33名だが、これでやっと有力地区の一歩後ろという状態だ。いままでの博多地区の勧誘成果を鑑みてもとても「九州壮年部集会」など開けるような結集など望むべくもない現状だ。なにせ壮年部の班長会だけは東京会館一箇所で開催され、同時放送などされない現実がある。つまり、壮年部の活動家はほとんどが在京・首都圏エリア在住なのだ。西日本や地方に点在する数少ない壮年部班長らのために複数の会館で同時放送をすること自体が無駄であろう。今後も西日本在住の壮年部は、常に遅れた戦いを強いられ伸び悩むことは簡単に予想できる。いっそ西日本の壮年部組織は男子部8隊や30隊などに吸収させてしまった方が無駄がないだろう。

 しかし石田が地区部長をした四国地区はいつしか日本橋地区に併合され消滅し、今度はその石田が日本橋地区を分割して出て行った。おかげで日本橋地区は衰退消滅の序章を転がり始めた。「やられたらやり返す」ではないだろうが、浅井の任命を得ての「昇格」は小峰や各地区部長らの目にどう映るか。彼らはきっと得意の絶頂であげ足を取られて奈落の底へ落ちる石田の姿を期待しているに違いない。
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