顕正会短信 2008.05.19
ヨタ本雑感といまも続く「コールバック」勧誘

 顕正会会長・浅井昭衛が平成16年、会員に原価数十円の「日蓮大聖人に背く日本は必ず滅ぶ」なるヨタ本を一冊100円で大量に買わせ、バラ撒かせてからもう4年が経つ。現在では発行部数は1千万部を超えたとか。仮に原価が50円だとしても、100円で売れば浅井の儲けは一冊50円。そして1千万部売れたら儲けはなんと5億円! 笑いが止まらないだろう。念のため書き留めておくが、一般向けには「定価1000円」で「顕正裏サイト(頒布品購入用サイト)」で売られていた。発刊当初は裏表紙にも「定価1000円」と記載されていたのだ。もしこの値段どおりで買えば浅井の儲けは950円? 実にオイシイ商売だ。

 最近、第9刷となったようだ。定価表示は消えている(笑)。奥書には「平成19年11月15日」とある。裏表紙の写真もご丁寧に発行当初の「100万達成幹部大会」から昨年の「エムウェーブ幹部大会」のものに差し替えられている。そして、紙質も第一刷に比べるとはるかに悪くなっている。おそらく原価は20円以上安くなっているはずであるが、そのヨタ本をいまだに配って回っている顕正会員がいるようだ。恐らくは最近入信し、幹部に言われるままに買わされて配らされているのだろう。

 しかし驚いた。最近、編集子が確認しただけでも次の2例のような、常軌を逸した勧誘をしている顕正会員がいるのだ。この2例は別人物である。

 @学会員の携帯の留守番電話に「顕正会の◎◎です。このたびは入会おめでとうございます」という伝言を吹き込んだ。着信履歴は080-35XX-50XX。

 A首都圏某所の学会員宅に電話の伝言メモを置いていった。内容は「学会員の○○さんですか? 03-33XX-31XXまで電話下さい。●●と申します」と書かれたもの。

 いずれもコールバックすれば勧誘が始まるのだろうが、そういえば、ヨタ本を入れる封筒の裏にはたいてい勧誘者の苗字と電話番号が書かれている。それでコールバックしてもらえると考えること自体が世間知らずなのだが、たまにコールバックしてもまともに会話になったことはない。顕正会員はこちらの問いにひたすらヨタ本か折伏理論書の棒読み。言葉に詰まると終いには「地獄に落ちますよ」などと言って電話を一方的に切るのだからたまらない。

 結局、ヨタ本をバラ撒いて喜ぶのは儲けで潤う浅井一族だけ。最近は顕正新聞の多部数購読による会員の生活破綻も問題になりつつある。「この本で学会員を救う」と浅井は言ったが、本を撒いた顕正会員らの生活は救われないのだ。
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