◎御形木&導師本尊と言うウソ-2


★★御形木本尊は末寺での許された権限、御形木導師本尊と言うウソ。

「実は御形木御本尊の下附は、昭和二十九年までは宗門で統一することなく、各末寺において、それぞれ縁の深い貫首上人の御形木御本尊を授与していたのです。これが宗門のしきたりであった。その例を挙げれば、東京の末寺においては、品川の妙光寺が五十五世・日布上人の御形木御本尊、池袋の法道院が五十六世・日応上人、同じく池袋の常在寺は五十七世・日正上人、そして白山の白蓮院では六十世・日開上人という具合で、それぞれの末寺で有縁の貫首上人の御形木御本尊を授与していた。これは各末寺に許された権限であり、古来からのしきたりであったのです。」(顕正新聞・平成十九年十月五日号)

◎まぁ、既に破門された信徒だからしょうがないのでしょうが、浅井の言う「昭和二十九年までは宗門で統一することなく」という弁は以下の文章で木っ端微塵である。


「院第二四六号 昭和二十九年四月十六日 宗務院庶務部長 細井精道

宗内寺院教会殿
今回宗内に御守本尊と称して『日蓮大聖人御真筆』と脚注せる弘安四年三月の御本尊を写真版にしたるものが配布されていることを発見した。
右は総本山で下附したるものでなく、又法主上人の御允可ありしものでもない。依て本宗の本尊として取扱うべきではない。故に現在所持せる者は最寄の寺院教会に納入せられるよう御取り計らい方を依頼する。
『注意』
若し今後かゝるものを信徒に本尊として授与することが発見せられた時は、事本尊に関することであるから『信仰の改変を企つもの』と見なされるであろう。」


◎どうであろうか、此の発布をしたのは当時庶務部長であった達師である。昭和二十九年頃、宗内で宗祖の写真版本尊が許可無く流布したことで「総本山で下附したるものでなく、又法主上人の御允可ありしものでもない」と警告され「本宗の本尊として取扱うべきではない」と禁止通告されている。こういう処置があった昭和二十九年四月頃に浅井の言うような化儀の混乱を招くような各末寺有縁の形木本尊配布などと言うことが起きるはずがない。よってこれもウソ本尊を印刷した罪悪感を薄めるためのウソである。

◎更に浅井は「このときさらに松本尊能化は、「葬儀のときに困るでしょう」と、おっしゃって、日布上人御書写の「大日蓮華山大石寺」の脇書がある導師曼荼羅の御形木御本尊まで、六幅授与して下さったのであります。」(顕正新聞・平成十九年十月五日号)

◎今まで松本住職から託されたとされている本尊群に、新たに導師曼荼羅が六幅増えたのである。しかも形木の導師曼荼羅とは、元の家業が印刷屋だからといって、これでは浅井サン素人技である。そもそも導師曼荼羅を御形木にして末寺住職に配備するなどということは、本宗においては絶対にありえない。どこの末寺も、その授与書きには住職の阿闍梨号と寺号を認め、法主上人が直に書写された導師曼荼羅が配備されているのである。その脇書きたるや日布上人御書写の「大日蓮華山大石寺」とは、何をか言わんや。これも松本住職が「十万達成まで日開上人御筆の妙縁寺重宝の御本尊を本部会館安置の御本尊として確かに貸与する(富士・昭和49年11月号)」と覚え書きを残されていないなら、ウソ本尊である。しかしもう浅井サンの悪智慧、末期的な証拠ですね。







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