フェイク 第1008号 2009年(平成21年)4月1日(水)
寛尊書写の御本尊に功徳は厳然
三宝を破壊した日顕宗のデマビラを粉砕
「法主の開眼」は不要、過去の在り方が証明


 日顕宗が最近、性懲りもなく学会批判のデマビラを東京都内などで撒き散らしている。ビラは三種類で、内容は既に学会側に破折され尽くしたものばかりだが、このうち二種類の片面は、いずれも日寛上人書写の御本尊を誹謗したもので看過できない。なかでも「妙教」編集室が作成したビラには「ニセ本尊は不幸のもと」と大書きし、「相伝のないニセ本尊」と非難したうえ、御本尊に「魔仏」と落書きした写真まで載せている。

 別のビラにも「ニセ本尊は不幸の根源!」と書いて「開眼がない魔の住処」等と悪口を書き連ねている。これは御本尊不敬であり、三宝を破壊した日顕宗ならではの大謗法のビラである。日顕宗の僧俗がいくら誹謗しても、寛尊書写の御本尊には厳然と功徳がある。

 また、過去の御本尊授与の在り方を見ると「法主が開眼した」というのは真っ赤なウソである。御本尊の功力は法主の開眼、許可とは何の関係もない。

 学会が出現した昭和初期以降、御本尊授与の実態は次のようになっている。

昭和の初期

◇戦前・戦後を通して東京周辺の主要寺院で、例えば、妙光寺は五十五世日布、法道院は五十六世日応、常在寺は五十七世日正というように有縁の法主の御形木を開眼しないで授与していた。

◇遠隔地の信徒の場合、御本尊を印刷した和紙をそのまま授与し、信徒が自分で表具店に出して表装する場合もあった。昭和三十年代前半 (日淳法主の時代)

◇東京・豊島区池袋の法道院で日寛上人御書写の御本尊の授与書きを削って印刷。

◇付き合いのある表具店をもつ末寺は、表装前の和紙の状態の御本尊を、基本的には百枚一束で法道院から購入し、表装に出していた。

◇専属の表具店をもたない末寺は、法道院から表具店に出してもらい、表装済みの御本尊を発送してもらっていた。昭和三十年代後半 (日達法主の時代)

◇法道院で印刷した日寛上人書写の御本尊を法道院が表具店に出し、表装済みの御本尊を法道院から各末寺へ開眼せずに発送していた。昭和四十年代〜五四年(日達法主の時代)

◇日達法主書写の御本尊を法道院で印刷。法道院が表具店に出し、表装済みの御本尊を法道院から各末寺へ発送していた。昭和五四年以降 (日顕の時代)

◇本山に御本尊を取り扱う内事部第三課を設置してからは、富士宮市内のK印刷でニセ法主の日顕が模写した偽造本尊を印刷していた。

◇印刷会社から第三課に届いた模造本尊は、第三課の坊主が印刷状態と枚数を点検し、状態の悪いものは破棄していた。

◇その後、群馬県のO表具店など幾つかの表具店に出して表装していた。

◇表装された御本尊は再び第三課に返送されて納品される。第三課では検査の後、別の段ボールに詰め換えて末寺の入金に応じて宅配便で配送していた。
☆     ☆

以上の通り、法主もニセ法主も開眼はしていない。「(法主によって)御開眼され、総本山より下附されてきた」(平成五年九月七日「宗門文書」)は真っ赤なウソなのである。
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