フェイク 第993号 2009年(平成21年)1月20日(火)
また顕正会員を新潟県警が逮捕
後を絶たない浅井昭衛一派の暴力・傷害事件
邪教と気づき退会を申し出た青年の首絞める


 邪教・顕正会(本部・さいたま市、会長は浅井昭衛)の男性会員が二十日、また逮捕された。共同通信によると、新潟県警・警備一課などは傷害容疑で、顕正会員の同県長岡市の専門学校生(十八歳)を逮捕して、県内の同会の二施設を家宅捜索した。

 調べによると、同会員は先月十六日午後、新潟市中央区米山の路上で、同市東区の男性(二十歳)の首を絞めるなどしてケガを負わせた疑い。男性は顕正会が邪教だと気づいて退会の意志を同会に伝えたところ、会員が引き留めようとして暴行を加えたもので、傷害容疑を認めているという。

 同県警によると、顕正会をめぐって勧誘や脱会に関するトラブルの相談が昨年、同県警に約二百件もあったとのことである。

 顕正会の勧誘、退会を巡るトラブル、傷害事件、器物損壊などの犯罪は全国的に後を絶たない。被害者は未成年者、学生、若い独身女性やヤングミセス層にまで広がっている。入会強要、拉致監禁、殴る蹴るなどの暴力行為は組織的な犯行の疑いが濃厚で、これまでも顕正会本部をはじめ各地の会館などの施設にも警視庁、埼玉・神奈川・熊本・群馬県警などが家宅捜査に入った。また公安調査庁も顕正会を「特異集団」として注目している。

 顕正会は、元は「妙信講」という日蓮正宗の「講」の一つであったが、宗門との折り合いがつかず、学会にも多大な迷惑をかけた集団である。会長の浅井昭衛は「終末思想」を唱え、更に「全国民が日蓮大聖人に帰依しなければ日本は滅亡する」などと書き殴った小冊子を無差別に配布させるなど、世間の人々から気味悪がられている狂団でもある。

 浅井は「二〇〇七年までに顕正会が広宣流布できなければ、核戦争によって人類は絶滅する」と予言していたが、勧誘の目標が達成できないとみるや、すぐに二〇一四年までに予言を平然と変更するなど、いい加減な奴だ。

 また、浅井は国柱会・田中智学の邪義を受け売りして「国立戒壇」を目標にして、手段を選ばず、犯罪行為も辞さない勧誘に会員達を狂奔させる。だから拉致監禁、強要、傷害、器物損壊といった事件を布教という、宗教団体の基幹活動のなかで起こしてくる狂った連中である。まさに「日蓮を悪しくうやまはば国ほろぶべし」と御書に仰せの通り、顕正会こそが大聖人の教えをねじ曲げ、悪用している団体なのである。


顕正会施設から押収物を運び出す捜査員=20日午前9時30分ごろ、新潟市内 産経ニュースより
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