フェイク 第975号 2008年(平成20年)10月11日(土)
顕正会本部と霧島の会員宅を捜索
熊本県警と埼玉県警が合同で四十人態勢
警察の狙いは事件の黒幕・浅井昭衛の逮捕


 熊本県警と埼玉県警が合同で十日、邪教「顕正会」(本部・さいたま市大宮区、会長は浅井昭衛)の本部会館の家宅捜索に入り、関係書類を押収した。同時に鹿児島県霧島市の顕正会幹部宅の家宅捜索も行なった。

 悪辣な入会強要を繰り返して善良な多くの市民に甚大な被害を与え続けている顕正会に対する家宅捜索は、平成十一年七月、神奈川県警による藤沢事務所をはじめ、この二年間だけでも警視庁、群馬県警、新潟県警などが相次いで行なった。

 その警察の真の狙いは、会員を煽動して入会強要に狂奔させているばかりか、取り締まる警察を愚弄し、嘲笑している暴行事件の黒幕・浅井昭衛を逮捕することだといわれている。

 浅井は日蓮大聖人の仏法を悪用して、会員に根拠のない終末思想を吹き込んで脅し、無理な勧誘を強制しておきながら、厚顔無恥にも会員の逮捕は「他の宗教団体の謀略だ」等々と荒唐無稽の遁辞を並べている。

 だが、度重なる家宅捜索によって警察は確かな証拠を掴んだと見られている。警察庁は「悪質な者は厳しく検挙する」との方針を打ち出しており、待望の浅井の逮捕も間近と期待される。

 今回の家宅捜索の模様は、RKK(熊本放送)テレビでも報道された。その報道内容を以下に紹介する。
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 宗教法人「顕正会」の会員2人が熊本市で男子大学生を無理やり入会させた事件で、熊本県警は埼玉の顕正会本部などの家宅捜索に入りました。

 熊本県警と埼玉県警は、十日八時半から四十人態勢で、さいたま市大宮区の顕正会本部会館と、鹿児島県霧島市の顕正会会員宅の二ヶ所で入会届などの関係書類の押収し、組織的関与がなかったか、などの裏付け捜査を行っています。

 この事件は、宗教法人「顕正会」の会員で宇城市の山下幸一郎容疑者ら二人が今年六月中旬、熊本市内のゲームセンターで知り合った男子大学生をおよそ三時間半にわたって執拗に勧誘し、男子大学生を無理やり入会させた疑いです。

 調べに対して二人、は「勧誘はしたが強要はしていない」と容疑を否認しています。「顕正会」はさいたま市に本部を置く宗教法人で、全国では同じような被害の相談件数が今年上半期だけで、およそ六百件に上っており、熊本でも数件の相談が寄せられているということです。
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