フェイク 第895号 2008年(平成20年)1月22日(火)
顕正会員に告ぐ 浅井は宗教ペテン師だ
クルクル変わる浅井昭衛の目標と広布観
「広宣流布が近い」と言ったり、否定したり奇々怪々


 邪教・顕正会には教義がないから、浅井昭衛は会員を繋ぎ止め、強引な勧誘に狂奔させるため、いい加減な戯言を口にして騙している。それは国柱会・田中智学の「国立戒壇」論の受け売りに始まり、顕正会員を増やさないと、近隣諸国が日本に攻めてくる、大地震で日本は壊滅する、核戦争で世界は破局を迎え、人類は滅亡する等々である。

 その浅井が最近、顕正会とは縁もゆかりもない日蓮正宗大石寺の御生骨(御肉牙)を騙しのネタにして、五十年以上も前に見た感想を述べ「もう広宣流布は甚だ近い」と言い出した。

 因みに、御生骨について、日顕の幼馴染の久保川法章が、こんな解説をしていた。「御生骨は大聖人の歯骨であり、生きた肉が付いており、信徒の増減に応じて肉が増減し、広宣流布の時は、この肉が歯の全体を覆うと云い伝えられている」「然るに阿部信雄が偽法主となっての代替法要の時、拝観した御生骨は、全体がドス黒く変色していた」と。

 今もドス黒いと思われるが、浅井は昨年十一月、千葉会館で「その御肉がだんだんと増えている、増殖しているのです」と語った後、こんな話をした。

 「私は、この御生骨を昭和三十一年四月、日淳上人の御登座のおり、具に拝観させて頂きました。その時は、もう御肉が盛り上がって御歯の全体を包んでいるごとくで、御肉の色は薄紅色のごとく拝観できた。このとき私は『もう広宣流布は、甚だ近い』との確信を懐いた」

 多分、薄暗い部屋で御生骨を入れたガラスケースが灯りに反射して薄紅色に見えたのだろうが、浅井は広宣流布が甚だ近いと感じたそうだ。そして昭和四十年に「すでに広宣流布の時はきております」(「富士」昭和四十年八月号)と述べていた。

 つまり、浅井にとって、昭和三十一年から四十年の時点では「広宣流布は甚だ近い」「広宣流布の時」であったが、正本堂の落慶が間近に迫った途端、「広宣流布の時ではない」と言い出し、今の段階で本門戒壇を建立するのは御遺命に違背する等々と難癖をつけたのである。そして、宗内を撹乱した張本人が浅井自身であった。

 では、現在はどうかというと、今年の「年頭の辞」(顕正新聞一月五日付)では「御生骨は、すでに『広宣流布甚だ近し』をお教え下されている」そうだ。

 浅井は昭和三十一年四月以来、五十年以上もの間、見てもいない御生骨の肉が、今再び「増殖を始めている」かのような妄想を会員に植え付け、騙そうとしている。

 大石寺の御生骨の肉が増殖しようが、腐敗しようが、顕正会や浅井には何の関係もないことだ。いったい、浅井の言う広宣流布とは何か? 実に奇々怪々だ。

 宗門は学会が決別したことで信徒は二%に激減したが、それでも広宣流布が近いのか? 断っておくが、顕正会員が脅して名前だけ会員にしている被害者を増やしても、それは広宣流布とは言わないのである。

 また、浅井は二〇〇七年までに広宣流布できなければ核戦争で人類は絶滅すると予言したが、これを二〇一四年までに変更した。浅井は広布観も目標もクルクル変えるペテン師なのだ。
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