フェイク第64号 1998年(平成10年)9月15日(火)
顕正会
日顕の温泉豪遊を批判した浅井昭衛が
同じ高級温泉旅館の特別貴賓室に宿泊


 顕正会では合宿研修と銘打った“会員洗脳”の催しを七月三十日から八月二十五日までの間、栃木県の鬼怒川温泉で開催した。会場に使った施設は女子・男子・婦人部が「あさやホテル」、壮年部は「ホテル・グリーンパレス」。この合宿研修は浅井昭衛が「班長以上の幹部と寝食を共にして広宣流布を語り合う」のが趣旨だそうだが、本当の狙いは悩乱した日顕が大御本尊を遷座し、正本堂の解体工事を進めていることを喜ぶ浅井が参加者に自慢話を聞かせ、「十五年後には一千万達成を」と無謀な檄を飛ばして会員獲得に狂奔させるためのものである。

 顕正会は今年中に六十万を達成すると意気込んでいる。だが、たとえ顕正会員が増えても、広宣流布とは何の関係もない。それは総監の藤本日潤が、浅井のことを「増上慢、独善性、権力志向性等によって常に周辺とトラブルを起こし」「右翼的、国粋主義的な思想傾向が強く」と指摘している通り、浅井は「国粋主義的思想」を日蓮大聖人の仏法で粉飾して若い男女に植え付け、己の野望を果たそうとしているにすぎないからである。

 浅井は言葉巧みに無知な会員を騙す言行不一致の男である。それは浅井が日顕の“温泉豪遊”を非難し、己は質素を装いながら、日顕と同じ高級旅館の同じ貴賓室に平然と泊まる厚顔無恥ぶりからも窺える。

 合宿研修の際、浅井が宿泊したのは一泊二十万円という「あさやホテル」の十二階にある特別貴賓室(下に間取りを添付)だったが、実はここは二年前の平成八年六月四日、日顕が“御忍び”で宿泊したのと同じ部屋である。日顕は今市市・顕照寺の移転新築落慶法要への出席を口実に藤本日潤、大石寺理事の山崎慈昭、広布坊の保高映道ら警備を含めた十数人でコッソリ繰り出して、数百万円にも上る大豪遊を楽しんだのであった。

 この遊蕩坊主・日顕のことを浅井は日頃から「無道心と狡猾」「御供養を湯水のごとく使う罰当たり」「その大罪は、世親のごとく舌を切るほどの懺悔なくしては、たとえ無辺劫を経るとも消えない」「阿部管長に信心、道念があるかどうか大いに疑わしい」「唾棄すべき狡さ卑劣さ」「宗門の腐敗墜落の根源は阿部管長の遊び好き」「法師の皮を著(き)たる畜生」「阿部管長が身を亡ぼすことは、もう眼前であります」などと罵倒し続けてきた。

 特に、平成八年十月の総幹部会の席で、日顕の温泉豪遊に触れた浅井は「超高級温泉旅館に当時勤務していた男子部の班長が、そこで眼前にしたという阿部管長を始めとする宗門僧侶の贅沢三昧・派手な遊びぶり、驚きましたね。阿部管長夫人までが、一族を連れて何度もそこで派手な遊びをしていたというのも驚きならば、僧侶数十名の一晩の予約金だけで数百万というのも驚き、また阿部管長からのチップが数十万円というのも驚いた(大笑)」。

 「阿部管長は政治家や財界人もやらないような豪華な遊びをやっているのだ、ということであります。まことに大聖人様の御眼を恐れぬ所行、罰あたりの限りであります」と、浅井は日顕の温泉豪遊を痛烈に批判していた。

 このように日顕の温泉豪遊を批判した張本人の浅井自身が、平成八年に日顕が豪遊した同じ高級温泉旅館の同じ特別貴賓室に宿泊したのである。但し、浅井は日顕と違って芸者遊びはしなかったようだが、女子部筋の情報によると、不適切な関係を噂される総合女子部長の加藤礼子だけが何度か浅井の部屋に出入りしていたということである。
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