フェイク 第799号 (発行=2007.01.12)
神奈川県警が顕正会本部を家宅捜索
 拉致・監禁、暴行の入会強要は組織的犯行
元凶は会長の浅井昭衛、三人を逮捕


 邪教「顕正会」の本部に、遂に警察の捜索の手が入った。神奈川県警公安一課と厚木署は11日、入会強要の疑いで顕正会の男三人を逮捕すると共に、約 120人体制で、さいたま市大宮区寿能町1-72-1にある「冨士大石寺顕正会」の看板を掛けている同会の本部建物をはじめ、神奈川県小田原市の小田原会館など計8ヶ所を家宅捜索した。

 同会は拉致・監禁、及び殴る蹴るの暴力を伴う強引な勧誘事件を頻繁に引き起こして、過去にも数多くの逮捕者を出しているが、それでも性懲りもなく入会強要を繰り返し、警察沙汰になった事件は枚挙に暇がない。神奈川県警だけでも苦情・相談が過去5年間で計511件も寄せられていた。これまでは地方の会館、事務所などの捜索は行われたものの、本部への捜索は今回が初めてのことで、顕正会では不当逮捕、不当捜索と叫んでいたが、むしろ、本部の捜索は遅すぎた感さえある。

 「顕正会」本部には午前8時半頃、約50人の捜査員が正門から捜索に入り、約10分後には10数人の制服の機動隊員が入った(下の写真を参照)。

 この日、逮捕された顕正会員は神奈川県南足柄市中沼の会社員・大川正規(28歳)、小田原市清水新田の会社員・寒河江真(30歳)、同県大井町の会社員の少年(19歳)の三人で、犯行を認めているという。

 警察の調べによると、この3人は昨年9月20四日午後8時40分頃、厚木市内のゲームセンターで市内の男子大学生(20歳)に「ゲーム上手だね。教えてよ」等と声を掛けて近づいた。その後、腕をつかんで引っ張り、背中を押すなどの暴行を加えた。更に、食事を口実に乗用車で小田原市の同会の会館に連れ込んでは、入会を嫌がる大学生を無理に午後11時頃まで「入信勤行」をさせた他、約2時間以上にもわたって、「名前を言え」「住所を教えろ」と迫るなどの悪辣な行為を続けたというものだ。

 同県警は顕正会の強引な勧誘の手法には共通点があることから、組織的関与を視野に入れて、初の本部捜索に踏み切ったものである。

 この警察の狙い通り、会員達を誑(たぶら)かして強引な勧誘に狂奔させている張本人は、会長の浅井昭衛であり、浅井の逮捕こそを急くべきである。
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