フェイク 第795号 (発行=2006.12.27)
顕正会は第二のオウム真理教だ!
 冬休みの中学・高校生を狙う危険な邪教団
浅井昭衛の後継者・克衛は不倫問題で謹慎に


 今年も顕正会(本部=さいたま市)による暴力的な勧誘が各地で相次ぎ、警察沙汰になってテレビや新聞でニュースとして取り上げられていた。だが、こんな暴力事件を起こして警察に逮捕されても、国家権力と戦って法難に遭った英雄としての扱いを受ける奇怪な邪教団が顕正会である。

 表沙汰になった事件は氷山の一角に過ぎず、被害は中学生や高校生にも及んでいる。校内で勧誘して処分された高校生会員もいれば、教師が生徒をムリに入会させたケースもある。特に、冬休み期間には中学・高校生が狙われる危険性が極めて高く、要注意だ!

 顕正会の勧誘は、電話で言葉巧みに誘い出して「北朝鮮が侵略してくる」「首都圏を直下型大地震が襲い、壊滅する」等々の終末論で脅すのが常套手段である。

 北朝鮮のミサイル乱射や地下核実験の強行について、「浅井先生の予言通り」と自慢する会員もいたが、これは阪神淡路大震災の時に「麻原彰晃尊師の予言が的中」と狂喜していたオウム真理教と酷似している。

 看過できないのは陸海空の自衛隊員、警察官の中にも顕正会員がいることだ。年齢は二十代から三十代の若者で、防衛大卒の幹部や曹クラスの下士官もいる。

 浅井は「十万会員でデモ行進し、国会議事堂を包囲して憲法を改正し国教化する」等と豪語したこともあるが、やがては武装しないとも限らない。この点もオウム真理教と似ており「顕正会は第二のオウム真理教だ」と危険視する理由も、この辺りにある。

 会員は百二十万人と公称しているが、この数はウソ。本人が承知していないのに会員に数えられている分や脱会者も加えての総合計だ。

 しかし、宗教法人の申告所得は昨年が第八位。侮れない資金力を持つ集団になっている。会員は東京、埼玉、神奈川、新潟に集中し、茨城、千葉など関東各県がそれに続いている。

 以前は「日蓮大聖人に背く日本は必ず亡ぶ」なる小冊子を会員に大量に購入させて配布していたが、今も、この原価四十円程度の小冊子を千円で販売して金儲けに余念がない。

 この顕正会で注目されるのは最近、会長・浅井昭衛(七五歳)の長男で、男子部長を経験し、今では事実上のナンバー2である筈の主任理事・浅井克衛(四三歳)が不倫問題で謹慎させられている、との噂が囁かれていることだ。

 事実、平成十六年十月五日付の顕正新聞に出て以来、現在まで会合にも新聞にも登場していない。「浅井克衛は結婚後も二股をかけている」とも言われていたが、どうやら「女性問題で昭衛の逆鱗に触れた」というのが真相のようだ。

 思えば、顕正会の歴代男子部長は、殆どが失脚している。村岡長治、長岡孝志、小川善紀、海老原秀夫らであるが、またしても、次期会長と目されていた浅井克衛まで失脚するとは顕正会崩壊の予兆と言えよう。

 それにしても、浅井昭衛は己の女性問題を棚に上げ、息子の不祥事を怒るとは滑稽の極みだ。当編集室は昭衛と某女子部幹部との特別な関係、大塚三業地での女遊びなど全て把握している。

 こんな遊び人の昭衛に煽られ、暴力的勧誘を続ける顕正会員こそ哀れである。
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