フェイク 第780号 (発行=2006.11.12)
顕正会員宅を警察が家宅捜索
 入会を強要させている黒幕は浅井昭衛だ
「住所を教えろ」「帰さない」等と脅迫し暴行


 日顕宗と同じ俗悪な邪教「冨士大石寺顕正会」が、またも違法な勧誘・暴行事件を起こして十一日、警察の捜索の手が入った。狂祖の浅井昭衛に唆されて勧誘を強要し続ける顕正会員は、これまでも入会を断る人達を不法に拉致・監禁し、或いは殴る蹴るの暴力事件を各地で頻繁に繰り返して、今や社会問題になっている。

 今回の事件は顕正会員の二人の男が、都内中野区のアルバイト男性(三四歳)に入会を強要。同会の会館に連れ込んで暴行したものである。この凶悪事件は読売・産経新聞ホームページでも紹介されている。

 それによると、さいたま市北区の職業不詳の男(四二歳)と上尾市の職業不詳の男(三〇歳)の二人が今年七月二日夕、東京都板橋区常盤台の顕正会・東京会館にアルバイト男性を連れ込み「住所を教えない限り帰らせない。入会しないと不幸になる」等と脅迫。帰ろうとした男性に暴行を加えて、一時間以上も執拗に入会を強要。男性が近くの交番に駆け込み、事件が発覚した。

 被害者の男性は数か月前、仕事を通じて顕正会の男と知り合ったが、顕正会員とは知らされないまま、頻繁に食事に誘われた。事件当日も食事に誘われて入会を迫られ、同会館に連れ込まれたという。警視庁板橋署は十一日、顕正会二人の自宅など数か所を捜索した。

 ところで、顕正会の犯人二人が、アルバイト男性に「住所を教えろ」と迫った理由は、住所が分かれば本人の意思に関係なく「入会成果」の数として数えることができるからだ。

 浅井は平成七年六月に入会手続きを変更。入会する本人の署名・捺印を不要として「入信報告書」のみに切り替えた。つまり本人が入会を拒否しても住所、氏名が分かれば会員にさせられている。だから顕正会の会館へ行ってはならない。

 こんな悪辣な手口は会員数を水増し公称するためである。浅井の狙い通り、平成十二年三月に七十万人、同十三年六月に八十万人、同十四年九月に九十万人、そして遂に同十五年十一月には百万達成と発表、現在は約百二十万人と公称しているが、実数はその二パーセント未満である。

 警視庁は「顕正会が組織的に入会を強制する勧誘活動を繰り返している可能性もあるとみている」とのことだが、確かに強引な勧誘を煽っているのは浅井自身である。今回の捜査の手が、黒幕の浅井にまで伸びることを期待する。

 顕正会の勧誘を巡る事件は今年七月三日、群馬県警館林署が館林市緑町の中沢誠(五八歳)を傷害罪で逮捕、高崎会館などを家宅捜索したのは本紙第七三六号で報じた。その他の最近の主な事件は次の通り。

平成十三年七月、千葉で顕正会員三人を暴力で逮捕。平成十三年七月に秋田で女性会員を暴行で逮捕。平成十四年六月に高知市の幹部会員を殺人、覚せい剤取締法違反で逮捕。平成十五年九月、横浜市の会員二人を書類送検。平成十五年十一月、藤沢市で会員二人を現行犯逮捕。平成十七年三月、神奈川で会員を暴行で書類送検。平成十七年七月、横浜で会員二人を監禁容疑で逮捕。平成十七年十一月、神奈川で会員一人を暴行で送検。
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