フェイク 第738号 (発行=2006.07.06)
日蓮を悪しく敬い国亡ぼす顕正会
終末思想で恐怖心を煽る浅井昭衛
「一国諫暁」と称し、会員に冊子配布させ金儲け


 顕正会の会長・浅井昭衛は平成十五年十一月、百万人達成と発表した。しかし、実数は五万人前後だったが、浅井は「一国諫暁」の時が到来したと広言して、平成十六年四月から会員に愚かしい運動を始めさせた。

 それは「再び日本国民に告ぐ 日蓮大聖人に背く日本は必ず亡ぶ」という浅井が書いた駄文を小冊子にまとめて無差別に配布するというものであった。

 この小冊子の定価は千円、会員には特別に一冊二百円で販売したと恩着せがましく言っていたが、実は原価が五十円程度の粗雑な小冊子なのである。

 「日本は今、亡国の前夜を迎えている。その亡国は、どのような災難によってもたらされるのかといえば――まもなく始まる巨大地震の連発を号鐘として、国家破産、異常気象、大飢饉、大疫病(感染症)等の災難が続発し、ついには亡国の大難たる自界叛逆(国内の分裂抗争)と他国侵逼(外敵の侵略)が起こるのである」という書き出しの「序章」で始まる小冊子。「立正安国論」を認められた日蓮大聖人を気取った浅井は、この冊子を会内では「諫暁書」と呼ばせ、各会員に何十・何百部と大量に購入させた。

 なかには千部以上も買って配布した愚かな女性会員もいたが、大聖人を利用しての悪徳商法だ。「日蓮を用いぬるともあしくうやまはば国亡ぶべし」の御文を浅井は心肝に染めよ。

 この「一国諫暁」と称する冊子配布は平成九年にも行っていた。この時は「日本国民に告ぐ 日蓮大聖人に帰依しなければ日本は必ず亡ぶ」という題名。全国の主要五十一紙に大々的に広告を出し、会員には種々の名簿を使って郵送させた。

 そして「日本全土に顕正会の名が轟いた」「諫暁書が日本全土を震撼させた」と大騒ぎしていたが、実際は世間に無視され、或いは反感を招いただけで終った。

 二回目も無差別に配布し、その結果は、浅井の懐を潤沢にしただけであった。こんな「一国諫暁」という冊子配布に疑問を抱いて顕正会を去った活動家も多くいたが、浅井の下手な猿芝居を見抜けないバカな者だけが、今も勧誘に血道を上げている。

 浅井は万一、宗門に復帰する際、顕正会を高く値踏みさせ、復帰できない場合も会員数は多い方が得策と考え、平成七年六月二十六日付で入会の手続きを変更。入会する本人の署名・捺印を不要として「入信報告書」のみに切り替えた。

 つまり、紹介者または幹部が「入信報告書」に記入して提出すれば「入会一人」となる。そのため本人が知らない間に顕正会に入れられていたケースもある。

 入信者を多く計上した組織は顕正新聞の「弘通上位一覧」に掲載されるから、勧誘する側には相手を思う慈悲はなく、成果に追われた焦りから暴力沙汰となる。

 去る三日、顕正会の中沢誠は、群馬県の七十一歳の元短大教授を入会しないため殴って警察に逮捕されたが、もし元短大教授が顕正会の施設に行き、五十五世日布の複製本尊を拝んでいれば、本人の意志とは関係なく会員にされていた訳で、殴られることはなかった。

 今後も顕正会が暴走を続けるなら、大塚三業地での浅井の女遊び等を暴露する用意がある。(一旦 終わり)
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