フェイク第737号 (発行=2006.07.05)
宗教詐欺師の予言に踊る顕正会員
終末思想で恐怖心を煽る浅井昭衛
クルクル変わる目標、入信拒めば拉致・監禁、暴行


 顕正会員の勧誘を巡ってはトラブルが後を絶たない。入信を拒否すれば拉致・監禁、或いは三日に群馬県警に逮捕された中沢誠のように暴行事件に発展するケースも多いが、全責任は会長の浅井にある。会員増加のためには手段を選ばない浅井は、終末思想で危機感を煽っては勧誘に走らせる。

 こんな浅井に洗脳された顕正会員が増えても広宣流布ではない。むしろ社会に害毒を流す輩(やから)が増えて混乱を招くだけである。

 浅井は、ある特定の時期を決め、それまでに何万世帯を達成しなければ「広宣流布が間に合わない」「世界は破局を迎える」等々と騙しているが、己自身が発表した時期をクルクル変える身勝手な奴でもある。

 同会機関誌「富士」の昭和六十二年八月号には、こう書いていた。

 「百万をいつまでに達成するかについては、昨年の武道館大総会で、既に定めております。この路線にいささかの変更もない。あと九年で必ず成し遂げます」

 だが、昭和六十二年から九年後の平成八年には目標の半分にも届かなかった。

 次は平成二年七月八日の浅井の話。

 「解散処分を受けた顕正会が、もし百万になったら、これはもう只事ではない。まさに広宣流布・国立戒壇は必ず実現するということの確証であります。百万になれば、日本の広宣流布の終着点が、もうはっきりと見えてまいります。まさに百万達成こそ、日本の広宣流布のカギであります。ではこの百万をいつまでに達成するか。本日の大総会において、全員で大聖人様にお誓い申し上げたい。私は、あと八年、平成十年までに、断じてこの百万を達成しようと決意しております」

 昭和六十二年に「平成八年まで」と言っていたが、平成二年の段階では「平成十年まで」と素知らぬ顔で二年延長していた。

 更に、平成三年一月五日、班長会での浅井の話。「この百万が十五年・二十年先では遅い。それでは、世界の激動のテンポから見て、破局に間に合わないのです。七年後(平成十年)には、断じて百万を成し遂げねばなりません。大聖人様の御守護を頂き、必ずできる」

 しかし「御守護」はなく、平成十年になっても百万は達成できず、名簿上も半数の五十万ソコソコ。実際の会員数は、その十分の一にも満たない。「一分の狂いもなく」とは浅井の口癖だが、狂いっ放しである。

 平成十年までに「顕正会員百万」の予言は外れたが、浅井の言う「破局」など何もなかった。

 次に平成七年五月二十一日、総会での浅井の話。

 「この百万を、いつまでに達成するか。本日の大総会で、全員でこれを決め、大路線を明確にしたい。私は、この百万を今から七年後の平成十四年(二〇〇二年)までに、断じて達成しようと決意している」と、またまた延期したが、これも外れた。浅井の言う「世界の破局」云々は、会員獲得のための口実だから期日など、どうでもいいのだ。地震予知も常に外れている。

 浅井は己の我見を大聖人の予言のように偽装して会員増加を狙う。こんな宗教詐欺師の口車に乗って、暴行まで働く顕正会員に覚醒を促したい。(つづく)
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