フェイク 第736号 (発行=2006.07.04)
顕正会の施設を警察が家宅捜索
終末思想で恐怖心を煽る浅井昭衛
入会を断った元短大教授に暴行した会員を逮捕


 顕正会(会長・浅井昭衛)の暴力的な勧誘の在り方に捜査のメスが入った。群馬県警館林署は三日、館林市緑町の派遣会社社員で顕正会員の中沢誠(五八歳)を傷害の容疑で逮捕、午前九時半頃、高崎会館と事務所の二箇所を家宅捜索した。

 この事件は、時事通信が配信し、NHKやTBSをはじめとするテレビニュースでも報道された。テレビでは約十人の捜査員が顕正会の施設に踏み込む光景を大きく映し出していた。

 警察の調べによると、中沢は今年五月、元短大教授の七十一歳の男性を顕正会に入会させようと強要した。

 だが、キッパリと断られたことに腹を立てた中沢が、男性を拳骨で約十発も殴りつけて顔にケガをさせた傷害罪。取調べに対して中沢は「何度も誘ったが、入会してくれないので腹が立った」と供述し、暴力行為を認めている。

 顕正会については、今年に入ってからも群馬県警察本部に勧誘に伴うトラブルの情報や相談が九件も寄せられていたという。警察では組織的に強引な勧誘を推奨していた疑いがあるとみて、捜索に踏み切ったものである。

 犯罪行為を奨励する狂祖の浅井昭衛は「顕正会を取り締まる警察には罰が当たる」と強弁するほど狂っており「第二のオウム真理教」と呼ぶ被害者もいる。

 顕正会は平成九年七月に「日蓮大聖人に帰依しなければ日本は必ず亡ぶ」、続いて同十六年四月には「日蓮大聖人に背く日本は必ず亡ぶ」と題する悪質な小冊子を会員に何十、何百部と他部数を購入させて全国に配布。浅井は莫大な利益を懐に入れた疑いが濃厚だ。

 また「冨士大石寺顕正会」と詐称し、国柱会の田中智学を真似て「国立戒壇」論を叫ぶなど、日蓮大聖人の仏法と関係が有るかのように偽装しているが、実際は何の関係もない。浅井一人の邪義・我見を唱えるカルト教団で、日蓮系の諸宗派は憤慨し、身延派でも対策を練っている。

 唯一人、浅井の「国立戒壇」に同調するかのように「国主立戒壇」建立を口にしたバカな坊主がいた。あの悩乱した日顕である。

 一時は日顕と浅井が歩み寄る空気もあったが、昨年、浅井が「対決申し入れ書」を送り付けたため、現在は再び犬猿の仲になっている。

 浅井の騙しの常套手段は「近いうちに首都圏直下型地震が起こる」「他国侵逼難は切迫している」「国が滅ぶ」等と終末思想で恐怖心を煽り続けることだ。

 いつも浅井の予言は外れるが、幹部に「浅井先生が災いを食い止めてくださった」と宣伝させて、無知な会員を洗脳する悪辣な手口である。

 浅井の地震予知も幸いなことに当ったことは一例もないが、万一、浅井の地震予知が当たろうものなら、オウム真理教が「阪神大震災の予言が的中した」と喜んでいたように、顕正会は「浅井先生の地震予知が当たった」と狂喜することだろう。

 その程度のレベルの低い邪教が顕正会なのである。勧誘の手口は、各種名簿を元に手当たり次第、電話をかける。若い男性は女性会員が言葉巧みに喫茶店やファミリーレストランに誘う色仕掛けのパターンも多いから要注意だ。(つづく)
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