第548号 (発行=2004.09.25)
「勤行の今の形は日昇法主の時に」
学会の勤行制定に難癖つける「慧妙」を破す
信徒激減の日顕宗は昔通り方便品の長行もやるか


 学会が世界広布の新時代に即応して制定した「方便品・自我偈の読誦と唱題」による勤行と御祈念文に対し、日顕宗のクズ新聞「慧妙」が非難している。

 「慧妙」は秋谷会長の勤行と御祈念文に関する丁寧な説明に難癖をつけ、「五座三座の勤行を廃止した」等と誹謗し、日寛上人が加賀の信徒・福原式治氏に与えられた書状、及び「当流行事抄」を切り文にして悪用したうえで「相伝に有らざれば知り難し」と小生意気なことを書いている。

 まず「慧妙」の言う「五座三座の勤行の廃止」は間違い。続けたい人は自由だ。

 特に「慧妙」の悪質な点は、日寛上人の書状を「五座三座ノ様式相守ヘシ」で切り、五座三座のみを強調されているように装っていることだ。実はその後「但し仕官の身公用抔(など)の時は乃至題目一遍なりとも右の心むけに相勤むべし」と明記。日寛上人は信徒に五座三座を強要されてはおらず、方便品と自我偈と題目でよい、勤めの関係でそれも出来ない場合、題目一遍でもあげるよう教えられている。

 あくまで、信徒の立場を思い、勤行の形式を強制するのではなく信心の発露を大切にされた御指南である。

 また「慧妙」の我見は「時が云々」と言って勤行の形式を変えてはならないという点だが、日顕が教学部長時代に、次のように言明していたのを知らないのか。

 日顕は、まず二座の時だけ寿量品の長行を読んで、他の時には読まない理由について、こう語っていた。

 「信徒の増加ということもありますので、全部の皆さんが毎日できるということが大事になるわけで、その点を考えるようになってきたということでございましょう」このように二座の時以外には寿量品の長行を読まないのは「信徒の増加云々」と、明確に述べている。

 この度、学会の勤行と御祈念文の制定について秋谷会長が語っていたのも世界的な「会員の増加」と「時の到来」という点であった。会長は「世界広宣流布が大きく進展し、現在、世界一九〇カ国・地域に、SGIの同志が活躍しております。この本核的な世界広宣流布の時代の到来と言う『時』のうえから、方便品・自我偈による勤行について、正式な制定を要望する声が強く寄せられてきました」と強調。つまり、今回の制定の根底には世界的に増えた会員が毎日、勤行が出来るようにとの、深い思いがあったのである。

 また、日顕は次のように明言していた。

 「私ども小僧のときには全部、長行を読んだのですよ。五座全部読まれた時と五座だけ読まず初座から四座まで読んだという経験があり、とくに二座は方便品の長行も読まれてましたですね。今のような形で勤行をするようになったのは第六十四世水谷日昇猊下のときからだったと思います」学会の出現によって信徒が次第に増加し始めた日昇法主の時に、最近まで学会員が日々実践していたような五座三座の所作に変わったのである。

 但し、日顕宗は信徒が激減した訳だから、昔に返って方便品も長行を復活させるか?

 特に十年経っても一向に講員が増えない妙観講は、方便・寿量の両品の全部を長行にしたらどうだ。
inserted by FC2 system